ブログ 日産フェアレディZ32型

フェアレディZ32[オートトレーディングルフトジャパン㈱ AT-1旭川神居店 社長のブログ]

投稿日時:2009/05/27(水) 12:39

4代目 Z32型(1989-2000年)


1989年7月、スタイル、パフォーマンスを始めとして、完璧なスーパースポーツカーを目指した4代目が登場。バブル景気を挟み、その後の日産の経営悪化のため10年以上という長期に渡り生産されたモデルである。


2シーターおよび2by2と2つのシャシー、ボディがあり、それぞれホイールベースも異なる為、シャシー別に設計、製造されているのがこれまでフェアレディZの特徴だが、従来モデルに比較してZ32型は2シーターと2by2の外観的差異が最も判りにくいモデルである。ルーフには2代目(S130型Z)からの伝統「Tバールーフ」も一部モデルに引き継がれた。


搭載される2種類のエンジンは共にV6・3000ccで、自然吸気のVG30DE型(230ps)と新開発・ツインターボチャージャー搭載のVG30DETT型。ツインターボは国内で初めて最大出力280PSに達したモデル。自主規制値の280PSはここから生まれた。

イグニッションキーの材質はチタン、車載ジャッキはアルミニウム製等、バブル景気に沸く当時の日産を感じる事が出来る。


3代目のリトラクタブル・ヘッドライトから、再び固定式ヘッドライトに戻っている。これはカナダやアメリカ合衆国の一部の州において、昼間においてもヘッドライト点灯が義務づけになった事への対処である。


ボディの一部を削ってライトを搭載するというデザインを踏襲しているが、透明なカバーによってボディは平坦を保っている。余談だが、ランボルギーニ・ディアブロのリトラクタブルヘッドライトは、Z32のヘッドライトとサイズ的に交換が可能であり、同じく昼間においてもヘッドライト点灯が義務づけられた国・地域において、ユーザーによる改造が行われた。


それを見たランボルギーニのトップが、これを正式に採用。後期ディアブロではZ32のものが正式に使われた。


1992年8月、フルオープンモデルとなる「コンバーチブル」を追加。シートベルトの位置がドアよりボディに変更、エアバッグオプション、助手席パワーシートオプション等。


1993年8月、リアウイングなどを小変更。


1994年10月、マイナーチェンジ。運転席SRSエアバッグを全車標準装備としたほか、2シーター、2by2、コンバーチブルそれぞれに「バージョンS」追加。


リアスポイラーおよび専用シートを装備する。また、2by2 Tバールーフには「バージョンSレカロ」を設定。


「バージョンS」をベースにBBS製鍛造アルミホイール、レカロ製シート、ミラーコートTバールーフ、電子制御アクティブサウンドシステムを装備する。


1997年1月、バージョンR追加、新ボディ色パープル追加。1998年10月、フロントバンパー、リアウィングなどを変更。


2000年9月、製造終了。2002年7月の5代目(Z33型)発売までは一時的に絶版車種となった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%A3Z

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