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ロイター調査:4月米自動車販売、年率980万台の見込み[オートトレーディングルフトジャパン㈱ AT-1旭川神居店 社長のブログ]

投稿日時:2009/04/30(木) 18:22

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-37781520090430


ロイター調査によると、米自動車各社が5月1日に発表する4月の米自動車販売実績は過去約30年で最低の水準に落ち込む見通しで、前年同月比で少なくとも30%減少すると予想されている。


 エコノミスト36人を対象にした調査では、4月の乗用車、小型トラックを合わせた販売台数は季節調整済みの年率で980万台。3月の990万台を小幅下回り、18カ月連続での減少となる。


 米大手メーカーのうちクライスラーはイタリアのフィアット(FIA.MI: 株価, 企業情報, レポート)との提携交渉中で、また破産回避のため債権者との交渉も進めており、いずれも30日が期限。


 また販売の低迷で、最大手のゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)の生き残り策も試されることになる。同社は債券保有者や労組と大幅なコスト削減で合意を得なければならず、その期限が6月1日となっている。


 4月の予想についてバークレイズ・キャピタルのアナリスト、ブライアン・ジョンソン氏は顧客向けノートで「この販売水準なら自動車業界にとって悪いニュースであるのは確かで、メーカーの生産計画に圧力をかけ続け、供給チェーンを締め続けることになるだろう」と話した。


 4カ月分以上の在庫を抱えるGMは先週、北米13カ所の組立工場を今後最高9週間閉鎖すると発表している。


 「GMの発表は、同社や主要サプライヤーの第2・四半期業績に明らかにマイナスで、自動車産業が第1・四半期に底打ちしたとの期待を打ち砕いた」とジョンソン氏は指摘した。


 アナリストによると、GM、フォード(F.N: 株価, 企業情報, レポート)、クライスラー、トヨタ(7203.T: 株価, ニュース, レポート)の各社は30ないし40%の販売台数減を発表する可能性があり、ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)、日産(7201.T: 株価, ニュース, レポート)は30%以下の減少率になるとみられている。


 今後の見通しについてアナリストや業界首脳は、底に近い水準が続くかもしれず、近く需要が回復する兆候はほとんどない、としてきた。JDパワー・アンド・アソシエーツは、米国での小型トラック販売台数が今年は1040万台と、昨年の1320万台、07年の1620万台を下回るとみている。

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