ブログ マツダ・RX-8

マツダ・RX-8 (2003年~)[オートトレーディングルフトジャパン㈱ AT-1旭川神居店 社長のブログ]

投稿日時:2009/03/17(火) 10:39

マツダ・RX-8 (2003年~)

マツダ・RX-8

RX-8(アールエックス-エイト)は、マツダが製造・販売する自動車である。現在唯一ロータリーエンジンを搭載し、生産されている市販車である。略称は「8(エイト)」ロータリーエンジンを搭載し、RX-7の後継車としてではなく、新規車種として2003年に発売が開始された。プラットフォームは、マツダ・FEプラットフォームが用いられた。

名称を見ると、FD3S型RX-7の後継プラットフォームに見えるが、設計はFDから一新されている。 RX-7の後部座席は「ワンマイルシート」と呼ばれる補助的なもので、乗員の長距離移動には不向きであったが、RX-8 では「ファミリースポーツ」という新たな分野を掲げ、大人4人が乗れる形での登場となった。 4人乗りで、スポーツカーとしては珍しく4枚のドアを備える。4ドアはフォード側の絶対条件であったが4ドアにすると車体が大きくなり重量も増しロータリースポーツの旨みである「軽快さ」がスポイルされてしまう。

そこでマツダが開発したのが前後観音開きになる「フリースタイルドア」である。後方部分(アルミ製)は前部が開くことによって初めて開閉が可能となり、前部が後部ドアをロックする役割も兼ね備えている。したがって、後席の乗員の降車時は前席の乗員もしくは外からフロント側のドアを開けてもらう必要がある(前席の乗員がいない場合には、前席を倒した後で身を乗り出してフロント側ドアを開けることで単独降車は可能)。ただし4ドア形式はマツダ独自であるが、片側のみの3ドア形式であればサターン・Sシリーズのクーペモデルに前例がある。

また、他社に先駆けピラーと呼ばれるボディーの上下を結ぶ骨組みをドアに組み込んだビルトインピラーによりピラーレス構造を実現。ブレーキキャリパーはフロント片押し2ピストン、リア片押し1ピストンとなっている。プロペラシャフトはカーボン製を採用。パワーステアリングも従来の油圧制御からモーター制御の電動となった。セーフティ面においても国土交通省による衝突安全性能総合評価において運転席、助手席とも最高ランクの六つ星を獲得し、ブレーキ性能試験においても 100km/hからの停止距離が38.6m(湿潤時は44.4m)とこちらもトップクラスの性能を実現している(但し全ての自動車を評価しているわけではない)。一方、歩行者頭部保護性能試験ではレベル1に留まる。


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